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梅毒の症状は感染期間が1期から3期までに分かれていて、期間により症状が変わってきます。こちらでは梅毒の治療法などをまとめています。

梅毒とは

あきれる男性

数ある性感染症の中には、最悪の場合は死に至ることもあるような大変危険な病気も存在しています。
そういった性感染症の中でも代表的といえるのが、その昔、世界中で大流行して死の病として多くの人に恐れられた梅毒です。
かつては不治の病として非常に恐れられていたのですが、1928年に発見された抗生物質のおかげで治療できるようになり、梅毒は不治の病ではなくなりました。
そのため、昔の病気という印象を持っている人もいますが、治療薬が発達した現在でも梅毒は未だに撲滅することはできていません。
むしろ最近では増加傾向にあり、梅毒に感染する人数が急増しています。
2016年時点でも4500人もの感染者が出ており、2017年はこれをさらに上回るペースで梅毒に感染する人が増えているといわれているため、特に気をつけたほうがいい性感染症であるといえます。

梅毒は、梅毒トレポネーマという病原菌が原因となって引き起こされる病気です。
最も多い感染経路は性行為ですが、梅毒トレポネーマは感染力が強い病原菌でもあり、皮膚や粘膜の小さな傷口から体内に侵入するケースもあります。
梅毒に感染した女性が妊娠した場合、胎盤を通して母子感染を引き起こし、生まれてくる子供が先天性梅毒になってしまうこともあります。
また、梅毒は厄介なことに、梅毒性の丘疹、つまり梅毒に感染している人の病巣が触れることによって感染するケースもあります。そのため、コンドームをつけているからといって必ず感染を防ぐことができるというわけでもないのです。
この点が梅毒の厄介な点であり、注意しなければならない点だといえます。

梅毒の感染経路は具体的に言うと、性的接触により粘膜や皮膚の小さな傷から血液を介して感染するパターンと、粘膜が接触することによって感染するパターンの二つに分けられます。つまり、梅毒は粘膜接触と血液感染、二つの感染経路を持っているということなんですね。特にアナルセックスは直腸内が出血しやすいため、アナルセックスをした際に梅毒に感染することもあります。 梅毒は末期に至るまでは時間がかかりますが、症状がどんどん進行していってしまうと命の危険に関わってしまいます。
梅毒の疑いがある症状が出たときは、速やかに検査をして梅毒かどうかを確かめることをオススメします。
現在の日本には梅毒の検査キットもありますが、梅毒の検査キットは過去に一度でも梅毒に感染したことがある場合は使えないので注意が必要です。

梅毒の症状

頭を抱える女性

末期になるまで放置していると、最終的に死に至ることもある恐ろしい性感染症の一つでもある梅毒。
梅毒の症状は重い症状がすぐに現れたりすることはなく、時間をかけて症状が進行していきます。 このときの症状は大きく分けて4段階になり、3期から4期まで進行してしまうと命の危険に関わります。そのため、梅毒に感染していることにできるだけ早く気付くためにも、梅毒に感染した際に現れる症状について知っておくことをオススメします。

初期症状は梅毒に感染してから3週目以降に現れるのですが、この時点で梅毒に感染したことに気付く人はあまりいません。
感染した箇所の皮膚や粘膜に5ミリから20ミリほどの赤くて硬いしこりができるのが梅毒の初期症状なのですが、女性は性器内にできる場合もあり、そうなってくると気付かないことが多いです。 また、このしこりは2週間から3週間で自然に消えてしまうため、気のせいだったかもしれないと思ってしまうケースも多いようです。
初期症状が出ても放置していた場合、血液やリンパの流れに乗って全身に梅毒が運ばれ、感染してから3ヶ月目以降に様々な全身症状が出始めます。大半の人はここで治療を開始するのですが、それでも放置していた場合、3年から10年後には皮膚や骨、さらには内蔵にまでゴムのような硬い腫瘍ができ、10年から25年で末期症状により歩けなくなったり、大動脈瘤などの症状が出ます。
ここまで症状が進むと、最終的に死に至るので、ここまで進む前に治療しましょう。

男性の症状

梅毒では初期症状としてしこりができるというものがありますが、このしこりのできる部位は男性の場合と女性の場合で異なります。
また、男性のほうが症状が強く出る場合が多く、梅毒に感染した本人も自分自身の目で患部を確認しやすいため、梅毒は男性のほうが気付きやすいという特徴があります。
男性の場合は、梅毒の初期症状であるしこりは陰茎や包皮の内側、亀頭、冠状溝という陰茎と亀頭の境目にあるくびれ部分にできることが多いです。もし、性行為を行なってからしばらくしたあとにこういった症状が出ていた場合、梅毒に感染している可能性が非常に高いので速やかに治療を受けましょう。また、場合によっては唇にしこりができる場合もあり、必ず性器にできるというわけではないので注意が必要です。また、このときにできるしこりは痛みを感じないことがほとんどだといわれていますが、男性の梅毒の場合は痛みを感じやすいという意見もあるので、注意が必要です。

女性の症状

放置していると恐ろしい自体に繋がってしまうこともある梅毒ですが、女性の梅毒は男性の梅毒よりも気付きにくいので注意が必要です。
というのも、男性に比べて女性は、自分自身の目で日常的に陰部を確認できる機会はあまりありません。確認しようと思っても肝心の患部が見えにくいことが多いため、こういった理由から女性の梅毒は男性の梅毒よりも気付きにくいといわれているのです。
女性が梅毒に感染した場合、しこりができる場所は大陰唇は小陰唇といういわゆるヒダの部分、膣の周辺にできることが多く、症状の出方も弱いことがほとんどです。
既に触れているように性器内部にしこりができることもあり、性器内部の場合は子宮頸部にできることが多いです。
また、男性の梅毒でもそうであるように、女性の梅毒もしこりが唇にできることもあるので、もし唇に見慣れないしこりができていた場合は梅毒の感染を疑いましょう。
女性の方で、性行為を行う機会が多い人は、梅毒に感染しないように注意しましょう。

梅毒を放置した場合

梅毒は症状の進行はゆっくりとしたものですが、放置していると確実に悪化に繋がります。
既に触れているように、梅毒は放置していた場合、最終的に死に至る恐ろしい病です。これは時間の経過と共に心臓やその他の内蔵、血管や神経といった部位が梅毒に侵されていくためで、視覚や聴覚を失ったり、脳や脊髄にも腫瘍が生じるからです。
現代日本では末期に至る前に治療をすることがほとんどなので、末期になるほど症状が悪化することはありませんが、梅毒の放置は大変危険なので早い段階で治療しましょう。
また、梅毒に感染した場合、HIVなど他の性感染症に感染するケースも少なくなく、実際に梅毒とHIVは重複感染する可能性が高いという調査結果も出ています。
梅毒はHIVと重複感染すると、症状の進行が早まるという特徴があり、本来ならば悪化してから現れる症状が早い段階から引き起こされるようになります。
皮膚にできる潰瘍も重複感染した場合は重症化してしまう傾向にあり、HIVと重複感染すると梅毒の治療効果も十分に得られなくなってしまいます。このように、梅毒は放置をしているとどんどん危険な状態になっていってしまいます。
現代の日本では梅毒は感染してすぐ死に至るような病気ではなくなりましたが、それでも危険な病気であることには変わりないので、症状があまり現れていない早期梅毒のうちに治療薬を使って確実に治療しましょう。また、梅毒に感染した場合はHIVの重複感染も調べるために、梅毒の検査をするとき、同時にHIVの検査も受けておくことをオススメします。