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淋病は男女関係なく感染する性病で、症状は男女により異なり、女性の場合は放置しておくと不妊症の原因になる場合があります。

淋病とは

遠くを見る女性

若い世代の人たちの間でよく見られる性感染症は、クラミジア以外にも淋病という病気があります。
淋病もクラミジアと並ぶほどに有名な性感染症なので、おそらく耳にしたことがある人もたくさんいるのではないでしょうか。

淋病はクラミジアと合併することもある性感染症のため、クラミジアの検査をするときは同時に淋病の検査もしたほうがいいといわれています。
性行為をする機会がある人や、性生活が活発な人は、クラミジアだけでなく淋病についても知っておくことをオススメします。

淋病という病気は、淋菌という細菌に感染することによって引き起こされる性感染症です。
この細菌は高温にも低温にも弱く、乾燥にも弱いという特徴を持っています。
クラミジアと同じように厄介な症状を引き起こしますが、細菌自体は実は結構弱い菌なんですね。 そのため、人の粘膜から離れた状態で繁殖するのは非常に困難で、人にしか感染しないという特徴も持っているため、主に性行為によって感染します。

淋病は既に触れているようにクラミジアと並ぶほどに若い世代によくある性感染症ですが、若い世代に限らず幅広い世代でもみられる性感染症でもあります。
そのため、淋病は決して他人事ではない性感染症であるともいえます。
自分は大丈夫だろうと甘く考えたり、油断したりせず、もしかしたらかかってしまうかもしれないと考えて警戒するようにしましょう。

淋菌は尿道や精液、外陰部、膣分泌液はもちろん、肛門や尿、口腔、唾液など幅広い部位に潜みます。そのため、あらゆる性行為で感染する可能性があり、アナルセックスやオーラルセックス、さらにはディープキスでも感染する場合があります。

淋病は女性よりも男性の間でよくある性感染症でもあるため、女性がクラミジアに注意しなくてはいけないように、男性は淋病に気をつける必要があります。
淋病にかかっている人と性行為を行なった場合、1回あたり30%から50%の確率で淋病に感染するといわれているので、性活動が活発な人は注意しましょう。

淋病は細菌によって引き起こされる病気のため、治療をするときはクラミジアと同じように抗生物質を使うことになります。
悪化する前に治療を開始することができれば、比較的短い時間で完治できるので、クラミジアだけでなく淋病に対しても備えておくと安心できるかもしれませんね。
クラミジアの治療薬を購入するときに、一緒に淋病の治療薬や検査キットも購入するなどして、もしものことを考えて淋病にも備えておくことをオススメします。

淋病の症状

頭を抱える女性

どことなくクラミジアと似ている部分もある病気である淋病。 クラミジアは感染した場合、男性と女性とで症状が異なりましたよね。
淋病の場合でも男性と女性で感染した際に症状に違いがあり、女性が感染した場合は淋病であることに気付きにくいという、クラミジアに似た特徴を持っています。

淋病の症状は男性の場合は2日から10日ほどで初期症状が出始め、女性の場合は大体10日以上経ってから初期症状が出始めます。
淋病は男性のほうがよりはっきりとした症状が出るため、初期症状の場合でも自覚できるはっきりとした症状なので、男性のほうが淋病に感染したことに気付きやすくなっています。

反対に、女性は淋病に感染してもほとんどが無症状、または軽い症状しか出ないので、症状が軽いからといって甘く見てはいけません。
多くの場合、男性は急性尿道炎が主な症状として見られ、女性は子宮頸管炎や尿道炎が主な症状になりますので、それぞれの症状をしっかり覚えておきましょう。

また、淋病は性器だけでなく、喉に感染することもあります。 喉に淋病が感染した場合は3日から10日ほどで症状が現れ始めますが、厄介なことに淋病は喉に感染していても、ほとんど症状が出ません。
そのため、自分では気付いていなかったけど、実は喉に淋病が感染していた……なんて可能性も十分にあるのです。

喉に感染した淋病は、性器に感染した淋病よりも治療に時間がかかるといわれているため、オーラルセックスをする機会が多い人は咽頭クラミジアだけでなく、喉の淋病にも注意しましょう。

男性の症状

男性が淋病に感染した場合、淋菌は尿道から体内に侵入し、様々な症状を引き起こします。 そのため、まずは尿道付近に症状が現れ始めるという特徴があり、白っぽい色や黄色気味、または黄緑色のドロドロとした膿が出るという症状が出ます。
淋病にかかったときに出る膿の量は多く、場合によっては下着を汚すほどの膿が排出されます。 また、排尿時に激しい痛みを伴うのも淋病の特徴で、排尿時に陰茎の先が焼けるように痛む場合もあります。

この他にも、尿道の違和感や熱っぽさ、かゆみ、勃起をしたときに痛みを感じる場合もあります。
ごくまれに、男性の場合であっても無症状であることもありますが、淋病に感染したときは多くの場合、こういった激しい症状が出ます。
性行為を行なってから、このような症状が見られるようになったときは、淋病に感染している可能性が非常に高いので速やかに検査をして治療を開始することをオススメします。
淋病もクラミジアと同じように、適切な治療をせずに放置していると重症化し、さらに厄介な状態になるので、感染したときは速やかに治療をしましょう。

女性の症状

男性が感染した場合は激しい症状を引き起こすのに対し、女性が淋病に感染した場合、はっきりとした症状が出るのはたったの1割から2割ほどの人数です。
自覚症状があらわれないことのほうが多いため、女性の淋病は慢性化してしまうことも少なくありません。

女性が淋病に感染した場合、性交時に痛みを感じる性交痛や不正出血、下腹部の違和感などが症状としてあらわれることが多く、場合によってはおりものに異常が現れることもあります。
おりものに異常が現れた場合、黄色から緑白色の膿のような色になり、おりものの量もいつもよりも増えることが多いようです。もし、おりものの量が増えてこういった色に変化したときは、真っ先に淋病を疑いましょう。また、淋病を引き起こす原因菌である淋菌は、膀胱炎を引き起こすこともあり、膀胱炎に頻繁にかかると思っていたら淋病に感染していたというケースもあるようです。 最近、なんでかわからないけど膀胱炎にかかりやすいような気がする……と感じたときは、念のために淋病の検査をしてみることをオススメします。

淋病を放置した場合

このように、淋病は感染した際の症状は男性の場合と女性の場合で大きく異なります。
女性が感染したときは気付きにくい淋病ですが、淋病は適切な治療をせずに放置していると悪化してしまい、大変危険です。
淋病はそのままにしておくと淋菌が尿道や子宮頸管の奥へ侵入していくため、男性の場合であれば陰嚢の痛みや腫れを伴う精巣上体炎や前立腺炎を引き起こし、血精液症を引き起こす場合もあります。

男性の場合は症状が激しく出るので精巣上体炎にまで悪化することは非常にまれだといえますが、精巣上体炎にまでなると、治療をしてもその後に無精子症になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

女性の淋病を放置していた場合は卵管炎や骨盤髄膜炎、子宮内膜炎などを引き起こし、発熱や下腹部の痛みなどが現れるようになります。
また、淋病は子宮外妊娠や不妊症の原因にもなりますし、妊娠中の人が感染した場合は、生まれてくる赤ちゃんに淋菌性の結膜炎を引き起こしてしまいます。
最悪の場合は失明に繋がってしまう場合もあるので、淋病は放置したりせず、定期的に検査をして早期発見と早期治療を心がけることをオススメします。

男性の場合でも、女性の場合でも、淋菌に感染している状態での性行為はHIVウイルスに感染する確率が通常の3倍から5倍に跳ね上がるといわれています。 淋病を治療せずに放置したままでいるのは大変危険だといえるので、適切な治療薬を服用して早めに治療をしましょう!